鉄フライパンの焦げ付きの原因は間違った手入れが原因!?
鉄フライパンは昔から国内でよく使われているため、お手入れ次第では半永久に使用することができる実はとっても便利なフライパンなのです。
フッ素加工フライパンは使いやすいですが、使用しているとフライパンのコーティングが剥がれ、買い替えが必要となります。
しかし鉄フライパンを購入したけど、焦げ付きがひどい!なんて声もよく耳にします。
それは洗い方やお手入れ方法に、原因が潜んでいる可能性があるのはご存知でしょうか。
洗う時には洗剤は使わないようにすることが重要で、焦げ付きができたときも綺麗に処理しなければ、また焦げ付きができてしまいます。
このように鉄フライパンは、正しい洗い方やお手入れ方法をすることで長持ちをさせられるためおすすめです。
焦げ付かないための鉄フライパンのお手入れ方法
上記でも述べた通り、鉄フライパンは上手に使えば一生使い続けることが可能です。
しかし最初の焦げ付きなどで、諦めて買い換えてしまう人が多くなっています。
使い始めには
鉄フライパンは使い始めに、軽くお手入れをすることで後の片付けも簡単になります。
鉄フライパンを購入したら「空焚き」と「油慣らし」を行うことが、重要です。
なぜわざわざ空焚きするの?と思う人も多いですが、鉄フライパンにはサビ止めがされているため、空焚きして取り除きます。
また油を馴染ませる前に、空焚きすることにより、酸化被膜というものが成形されて油が馴染みやすくなるのです。
よって購入したら、まず空焚きから行いましょう。
しかし鉄フライパンの種類によっては、空焚きが不要なものもありますので、説明書も確認しておくことがベストです。
詳しい手順
空焚き
強火で鉄フライパンの内側と側面を、しっかりと空焚きします。
その際に煙が出てきますが、煙が出なくなるまで行うと良いでしょう。
そのまま続けていると色が紺色か薄い青色へと変わってきます。
空焚きが終わったら、鉄フライパンが暖かいうちにタワシで洗って水分を拭き取りましょう。
油慣らし
空焚きが終わると鉄フライパンに油を馴染ませていきます。
そして油を多めに入れたら、約5分程度火にかけます。
次に中の油を取り出し、キッチンペーパーで拭いて使い始めのお手入れの完成です。
このように油を馴染ませることによって、焦げ付きにくくなります。
普段から行える鉄フライパンのお手入れ方法
油を馴染ませていても、完全に馴染みきっていない鉄フライパンは、焦げ付いてしまうことがあります。
普段調理した後は、鉄フライパンが冷めてしまう前にタワシを使いお湯で洗うことがおすすめです。
しかしこのときに洗剤を使って、鉄フライパンを洗わないように注意しておきましょう。
また洗剤を使用するとせっかく馴染ませた油が落ちてしまい、焦げ付きやすく、サビなどの原因になります。
お湯で洗った後は軽く水切りをし、火にかけて水分を飛ばしておきましょう。
まだ油が馴染んでいない場合は、水分を飛ばした後に油を慣らしておくことが最適です。
普段からこのようにお手入れをすることで、油がしっかりと馴染み焦げ付かない鉄フライパンになっていきます。
サビついてしまったときの対処法
鉄フライパンは洗った後に水分を飛ばしてあげなければ、サビの原因となります。
もしもサビができてしまったら、金属タワシで磨いて落としましょう。
それでも残ってしまったサビは、サンドペーパーで削って落とすことがおすすめです。
サビが落ちたら上記のように、油を馴染ませることが大切です。
鉄フライパンのメリットやデメリットは何?
鉄フライパンの魅力は、半永久に使えるところだけではなく、鉄分を摂取することができるというメリットもあります。
このように鉄フライパンで調理することで、鉄分が溶け出しますので、料理から体内に効率よく鉄分を吸収することができます。
その他にもフッ素加工フライパンは高温の調理には向いていませんが、鉄フライパンは高温の調理にも最適で、さまざまな料理に使用することが可能です。
よってご家庭にフッ素加工フライパンがない場合は、鉄フライパンもあると便利になるかと思います。
しかし上記のようなお手入れをする必要があるため、面倒と思う人もいますよね。
ですが鉄フライパンは手間がかかってしまう分、料理には適しているため、最近でも多くの人が愛用しています。
また油が馴染んだ鉄フライパンは、少量の油でしっかりと調理を行うことができるようになるのです。
鉄フライパンのデメリットとしては、やはり他の素材のフライパンと比べても重さがあるということです。
しかし重さがある分、鉄フライパンは通常のフライパンよりも長持ちするのが特徴です。
現在では多くの鉄フライパンが販売されており、海外製のものは不安という人には、日本製の鉄フライパンは安心して使用することができます。
鉄フライパンが気になっている人は、用途に合わせて、重さも考えながら購入することで失敗がなくなります。
この鉄フライパンはアウトドアなどのキャンプでも使用することができますので、毎日お手入れをして油が馴染み使いやすくなることで愛着が湧くのも間違いなしです。