フライパンに大切な油返しとは?
※鉄フライパンで有名なリバーライトさんの公式動画にて油返しのやり方が紹介されていましたので記事の下で見れるようにしておきました
鉄フライパンなどを焦げ付きにくくするために重要なのが「油返し」です。
しかし、油返し自体知らないという人もいらっしゃるかと思います。
この油返しは、加熱した鉄フライパンにたっぷりの油を入れて、全体に馴染ませた後に、油ポットへと戻す方法です。
しかしたっぷりといっても、案外油を使用しませんので、全体に馴染む程度の量の油でOKです。
そんな油返しの効果はどのようなものがあるのが、気になりますよね。
さらにこの油返しは鉄フライパンだけではなく、近年で人気のあるスキレットでも行う作業です。
また油返しに最適な油ポットもありますが、今回は油返しについて徹底解説していきますので、鉄フライパンやスキレットの購入を考えている人は是非参考にしてみて下さい。
油返しをフライパンにする効果とは?
油返しは鉄フライパンやスキレットでは必ず行う必要がありますが、どのような効果があるのか詳しく知らない人もいるかと思います。
主に油返しには
- フライパンに油を馴染ませる
- 焦げ付きにくくする
- 温度を均等にする
などの効果を期待することができます。
このように調理の際は食材が焦げ付かないようにするのは知っているかと思いますが、温度が均等になる効果があるのは知らなかったという方も多いのではないでしょうか。
そもそも鉄フライパンなどは熱伝導が良いですが、場所によっては温度にムラが出てきてしまいます。
そこで油返しをすることによって熱い場所は温度が下がり、温度の低い場所は上がるという効果があるので、温度を均等にするためにも油返しは重要です。
意外と簡単!鉄フライパン・スキレットの油返しのやり方
油返しはあなたが思っている以上に簡単です、なれてくれば1、2分もかからずできます。
ぜひ正しい油返しを調理前に行って大事に鉄フライパンやスキレットを育てていきましょう
まずは下の動画を1回でいいので見てください(古い動画ですが非常に丁寧に油返しのやり方を教えてくれます)
普段の調理の際には上の動画のように細かくはやりません、毎食作る前にこんなに細かく油返しをしていたら疲れてしまいますよね
そこで、普段鉄フライパンを使っている人の油返しはどんな感じなの?と気になりますよね
それがこちらの油返しの動画です。
鉄フライパンで人気のリバーライト公式から油返しの動画がでてました。
分かりやすいし見やすいので見てどうやるのかを確認しましょう!
- 中火で1分ほど温める
- お玉一杯分の油をフライパンに入る、回して全体に広げる
- 油がゆらいできたら、回して全体に広げる
- 2~3回ゆっくり回したら火を消し、油ポットに油を戻す
たった4ステップで油返しは終わりますよ
油返しで使用する油の量は?
正しい油返しでは、使用する油は約100cc使用するのが基本だと言われています。
しかし大さじ1杯分でも結構な量と感じますので、使用している鉄フライパンに合わせてお玉1杯分あたりから量を調節すると良いでしょう。(なれてくれば計らなくても油ポットから直接ドバっと入れてしまいます)
また少なめの量の油で油返しを行う場合でも、フライパンを振って全体に馴染ませることができますが、少なすぎると油返しの効果が薄いため少なくても30ccは入れましょう
油ポットへの保管による劣化などが心配な人は、少なめの30cc程度で油返しをしても良いですよ
油返し後に残るフライパンの油の量とは
このような油返しを行うとフライパンに、多くの油が残ってしまうのではないかと疑問に思いますよね。
でも実際に、油返しをして油ポットに油を戻しても鉄フライパンやスキレットには、油は約1g程度しか残りません。
そのためテフロン加工のされているフライパンで使用する油の量よりも、油の残りは少なく健康的です
テフロン加工フライパンは、使用する際には必ず油を使用する必要があり、良く考えてみるとテフロン加工フライパンの方が油を使用している可能性があるのです。
蓋つきのオイルポットが油返しにおすすめ
油返しをする際に大切なものがオイルポットですが、フライパンからそのまま流し込みますので、口の広いものを選ぶのがベストです。
またオイルポットに蓋が付いていないもので代用するのは避けましょう。
なぜなら蓋が付いていないと中の油が劣化しやすくなってしまい、せっかく油返しをしても意味を成しません。
万が一蓋がセットで売られていない場合は、100均で販売されている蓋つきマグカップなどを代用することもおすすめです。
しかしオイルポットで溶けてしまったりするものは避け、中がステンレスでできているものを選ぶようにしておきましょう。
おすすめのオイルポットは和平フレイズのステンレス製オイルポットです。
テフロン加工もされていませんし、安心の日本製ですから長期間油を置いておいても安全です。口コミ評価も高いので間違いないです。
油返しを行う鉄フライパンは普段使いに最適!
鉄フライパンやスキレットは、使用するたびにフライパンに油が馴染み、焦げ付きやくっつきが無くなります。
しかし油がしっかりと馴染むまでは油返しなどを行い、油を馴染ませて手入れをしておくことが重要です。
また油返しで使用した油は、油ポットで保管することで次回も使用することができますので、食用油を毎回使うことはありません。
さらに一般的なテフロン加工フライパンは、元々表面にコーティングがされているため、難しい手入れが無くても焦げ付くことはありませんが、使用しているとコーティングが剥がれてきてしまい、買い換えの頻度は鉄製のフライパンよりも高いのが特徴です。
よって油返しなどの手入れが必要となる鉄フライパンですが、コーティングが剥がれる心配もなく、ずっと使用することができますので普段使いにもおすすめです。
この鉄フライパンは、洗剤を使わすにタワシでこすってお湯で流すだけで十分ですが、焦げ付きが気になるときには、油返しをして油を馴染ませてあげましょう。
洗剤で洗ってしまうと、油返しで馴染ませた油が落ちてしまいますので、あまりゴシゴシと洗い過ぎないように注意しておきましょう。
まだ鉄フライパンを購入していない方は、こちらのおすすめ鉄フライパンの記事も読んでみてください
スキレット版はこちら
まとめ
鉄フライパンやスキレットの焦げ付きでお困りの人は、この油返しを試してみると良いでしょう。
また油返しは自宅にある食用油を熱した鉄フライパンンに流し込み、残りの油は油ポットに保管しておくことで手軽に何度も行うことができます。
この油返しは、鉄フライパンに油が完全に馴染むと、行う頻度も減らしても問題ありません。
少し滑りが悪くなったかな?と思ったら定期的に行うことをおすすめします。
しかし購入後は油が馴染みにくいので、こまめに行うことが大切です。
万が一油返しが面倒と思う人は、テフロン加工フライパンなどの事前にコーティングのされているフライパンを使用すると良いでしょう。
今では鉄フライパンやスキレットは、最初に油を慣らしてくれている商品もありますので、フライパンの買い換えを考えている人は1度チェックしてみてはいかがでしょうか。
油返しのよくある質問
- 「油返し」と「油ならし」の違いは?
- 言葉は似ていますが違いがあります。
油ならしは、鉄フライパンやスキレットを購入してまず始めにする処理のことを指します。これから使うに当たり分厚い油膜がサビ防止や焦げ付き防止の役割を果たしてくれます。
油返しは、調理前に毎回行う処理を指します。油を十分に馴染ませて食材がフライパンにくっつかなくしてくれます。
- 油返しで使う1回あたりの油の量は?
- 油返しを行う際にはお玉1杯分の油を使用するのが利用的です。
油返し後は余った油をオイルポットへ戻しましょう。
- 油返しに使用している油は何回使えますか?
- 油返しに使用している油は捨てる必要はありません。
油の色が変わっって気になる、匂いが気になってきた。など気になる方は交換をおすすめしますが、綺麗な鉄フライパンに馴染ませるためだけに使用していますので通常は傷んでいないはずです。
ただし油慣らしで使用した油は使いまわししないようにしましょう。