プロの鉄製のフライパンが焦げ付かない理由
家庭にある通常のフライパンは、フッ素加工やテフロン加工がしてあり焦げ付きにくくなっているものが大半ですが、高級レストランやプロの料理人でそれらを使っているのはあまり見かけません。
しかしフッ素加工も長く使用していると剥がれ落ちてしまい、使い続けていると逆に焦げ付きが目立つようにになってきてしまうので、数年で買い替えて使うのが一般的です。
一方でプロが使用しているフライパンは焦げ付きやすそうな鉄製のものばかりですが、買い替えは一切必要ないというので驚きですよね。
鉄製のフライパンはお手入れが通常のフライパンより手間がかかるため大変ですが、そうすることで一生使うことも可能なので、実はとってもエコなフライパンだということが分かります。
家庭で鉄製のフライパンを使う際もお手入れをしてあげれば、買い替えが不要で、使えば使うほど味が出てきて焦げ付きにくくなるのでオススメです。
鉄製のフライパンの魅力が知りたい!
「鉄製のフライパンを買いたいけど、お手入れが大変そう」と方もいらっしゃいますが、鉄製のフライパンには上記でも述べた通りそれ以上の魅力があるためその点においても要チェックです!
耐久性があり、長持ちする
鉄製のフライパンは1000℃の熱にも耐えることができ、テフロン加工のフライパンのように定期的に買い替えないといけないという心配もいりませんので、ひとつのフライパンを長く愛用したいという方にはピッタリのフライパンです!
焦げ付きにくい
鉄製のフライパンと聞くと、焦げ付きやすいイメージを持たれる方も多いかと思いますが、鉄製のものは使えば使うほどフライパンに油が馴染み焦げ付かなくなるためオススメです。
しかし使い始めの時期は、油がフライパンに馴染んでいないので多少の焦げ付きが気になる方もいるかもしれません。
しかし、焦げ付いてしまった場合に洗剤を使ってしまうと、いつまでたっても焦げ付くフライパンのままなので、汚れはタワシとお湯で軽く洗い流すだけにしておくことが大切です。
鉄分が摂取できる
鉄製のフライパンで調理をすると鉄分が摂取でき、体に良いと耳にしたことはありませんか?
調理の際に吸収される鉄分は「ヘム鉄」と呼ばれ、人間の体内への吸収力も高いといわれています。
よって貧血に悩んでいる方は特に野菜からだけでなく、フライパンからも鉄分を摂取できるのでオススメです。
さらに鉄製のフライパンは、通常のフライパンのように加工が剥がれないように気を付ける必要がなく、ゴシゴシとたわしで洗っても問題はありません。
また、調理の際には食材にムラなく熱を通すことができるため、スムーズに料理ができるのも魅力のひとつとなっています。
このように鉄製のフライパンはお手入れをしてあげることで、サビなどの心配もありませんので、プロが使っている鉄製のフライパンは家庭でも是非使って欲しい商品です!
長持ちさせるためのお手入れ方法
上記でも説明しましたが、鉄製のフライパンはお手入れ次第で長く使うことが可能です。
よって、以下のお手入れ方法を参考に鉄製のフライパンを少しでも長持ちさせてあげて下さいね!
1.洗う
まず調理が終わった後はタワシやささらを使い、熱めのお湯で軽く洗い流して下さい。
そしてひどい焦げ付きの場合には、重層と水を入れて一度沸騰させると汚れが落ちやすくなるのでオススメです。
2.乾燥させる
フライパンを洗った後は、キッチンペーパーで水分を拭き取り、火にかけて水分をしっかりと飛ばしておきます。
鉄製のフライパンは水分が残ったままだとサビたり、変色してしまうので、しっかりと乾燥させることが大切です。
このときに取っ手部分にも水分が付いていないかをチェックしておきましょう。
取っ手部分は、水が溜まったままになっていることが多く、1番サビの心配のある部分だといっても過言ではありません。
3.油を馴染ませる
火にかけ乾燥させたあとは、熱いうちに油をキッチンペーパーで塗り、表面に油分を馴染ませておく必要があります。
しかし完全に油の馴染んだ鉄のフライパンは油を毎回塗る必要がないので、徐々に油を塗る量を調節してあげると良いでしょう。
このようにプロが使っている鉄製のフライパンは、フッ素加工のものよりも維持するのが大変そうにみえるかもしれませんが、慣れるそこまで特別にお手入れをする必要もなくなります。
おすすめの鉄製のフライパンをご紹介!
鉄製のフライパンは安いものから高いものまで多くの種類があり、購入するときには悩んでしまうかもしれませんが、こちらでいくつかプロが使うオススメのフライパンをご紹介しますので、是非参考にしてみてはいかがでしょうか?
LODGEのシーズンスチールスキレット
アメリカのメーカーで有名な商品で、アウトドアでも使用ができるプロにも人気の商品です。
その分価格は少し高めですが、他のものと比べても軽量なので、女性でも使いやすいというメリットも人気のワケとなっています。
TRUKのクラシックフライパン
TRUKの鉄製のフライパンは昔からの製法で作られており、技法も独特なので他のフライパンよりも雑菌が溜まりにくい仕様になっています。
また強度もすごく高いため、最低でも「100年は使えるフライパン」だといわれています。
極ROOTSのフライパン
ROOTSの鉄製フライパンはしっかりと熱を蓄える性質になっているため、炒めものに最適なフライパンとなっています。
さらに放熱性も高く、短時間で美味しい料理をつくることができるためオススメです。
デバイヤーのIH対応フライパン
このフライパンは厚みがあり、重たいという特性がありますが、お肉を焼くのには是非使ってほしいオススメのフライパンとなっています。
このフライパンだとムラなくお肉に火を通すことができるため、お店のようなステーキを自宅でも簡単に作ることができるのです。
いかがでしたか?
プロが使う鉄製のフライパンで、食材をより美味しく調理してあげましょう!