今人気のアウトドアと言えば「キャンプ」。1人でゆっくりと楽しむソロキャンプから家族でわいわいと楽しむファミリーキャンプまで、いろいろあります。そのキャンプの中の楽しみとして欠かせないのが、食事です。外で料理を作るという楽しみは、いつもと違って楽しめます。
その時にフライパンは重要な役割を果たします。どのようなフライパンが使いやすくておすすめなのでしょうか?それぞれのシーンでおすすめのキャンプ用のフライパンをご紹介します。
ソロキャンプにおすすめのフライパン
今はキャンプも1人で楽しめるもの。おしゃれな食事を作って、インスタに投稿するという人も多いようです。そんなソロキャンプにおすすめのフライパンをご紹介します。
ユニフレーム 山フライパン17cm
ユニフレームは新潟県燕三条にある、アウトドアやキャンプ用品の総合メーカーです。山フライパンは直径17cmの小さなフライパンです。アルミ製で軽いですし、内側はフッ素樹脂加工がしてあるので、くっつかず料理がしやすいのです。
深さが4cmあるので、焼くだけでなく、ご飯を炊いたり、ゆでたりと1人分の料理ならあらゆるものが作れると人気です。取っ手はコンパクトに折りたためるので持ち運びにも困りません。価格は2,900円(税込)です。
コールマン パックアウェイクッカーセット
コールマンはアウトドア用品で圧倒的な人気を誇るブランドです。そのパックアウェイクッカーセットは、アルミ製で直径16.5cmのミニフライパンと1.7リットルの片手鍋、ふたがセットになっています。内側はノンスティック加工がされているので、焦げ付きにくく、外側はハードアノダイズド加工をしているので傷付きにくい強度があります。
シリコンハンドルがついているので、熱くならずつかみやすくて安心です。しかも折りたたみができるので、コンパクトにまとまるのも嬉しいところです。これ1つあれば、1人用の煮物も焼き物もいろいろな料理が楽しめます。価格は5,906円(税込)です。
ロッジ スキレット 6.5インチ
ロッジ スキレットは鉄製のフライパンです。アルミやステンレスのフライパンとは違って厚みがあります。その分重さがありますが、焦げ目を美味しくつけたり、パンケーキやアヒージョなどおしゃれな料理を楽しめたりと人気があります。
ロッジはアメリカで120年以上愛されている、アウトドア用品のブランドです。最初に行う油ならしという作業が必要なく、すぐに快適に使うことができるので便利です。丈夫で長く使えるので、愛着がわきますよ。6.5インチは直径約16.5cmと1人用にぴったりです。IH対応なので、家でも使うことができます。価格は2,999円(税込)です。
家族でのキャンプにおすすめのフライパン
キャンプと言えば、家族で楽しむ人が多いのではないでしょうか。家ではできないことができますし、思い出にもなります。大人数での料理をするには、ある程度大きさがあるフライパンが良いですよね。家族でのキャンプにおすすめのフライパンをご紹介します。
キャプテンスタッグ バーベキュー用フライパン 3層鋼
アウトドアやキャンプ用品のブランドであるキャプテンスタッグには、いろいろなキッチン用品も揃っています。この3層鋼フライパンは熱を伝えやすい軟鉄と、耐久性に優れているステンレスではさんだ構造です。熱効率も良く、衝撃にも強いので、キャンプにも安心して持って行けます。
取っ手も取り外しができるようになっているので、かさばりません。大きさは、17cm、20cm、23cmとあり、ファミリーで使うのであれば大きめの23cmでも良いでしょう。23cmのフライパンの価格は5,940円(税込)です。
エバニュー Ultra Lightパン20
エバニューは、日本のスポーツ器具メーカーで、優秀な登山用のアウトドア用品も揃っています。Ultora Lightパンは、金属の町である新潟県燕市で製造されたこだわりのフライパンです。
運びやすさを考えた超軽量で、直径20cmのフライパンが175gしかありません。硬度の高い特殊なアルミ板を使用することで、驚きの軽さとなっています。内側は、耐久性が高いプラズマコーティングがされていて焦げ付きません。深さが5cmあるので、焼くだけでなく、ゆでたり煮たりする料理もできます。
熱伝導性が高い、ハニカム状の加工がされているので熱ムラがなく料理ができます。取っ手は折りたたむことができるので、きれいに収納できますよ。価格は5,292円(税込)です。
ブッシュクラフト たき火フライパン
ブッシュクラフトのたき火フライパンは、その名の通り、たき火で使えるように作られたフライパンです。本体は薄くできていて、持ち運びしやすくなっています。取っ手はついていません。自分で好きなように「木」を取り付けることができるという、自由に楽しめるキャンプにもってこいのフライパンなのです。
最初に油ならしをする必要がないのですぐに使えます。直径は約23cmなのでファミリーキャンプに良いサイズです。ピザや肉を焼くにも丁度良いですよ。価格は4,536円(税込)です。
キャンプ用のフライパンの選び方
おすすめのフライパンをご紹介しました。では、自分で選ぶ時には、どのようにして選ぶのが良いのでしょうか。キャンプの時に使いやすいフライパンを選ぶポイントを確認しておきましょう。
素材
フライパンにはいろいろな素材が使われています。素材によって、使い方や手入れの仕方も違ってくるので、素材もチェックしておきましょう。
鉄
鉄は丈夫で、熱伝導率が高いので、高温で調理をすることができます。肉や魚はジューシーに焼けますし、野菜もシャキッと仕上がります。使い込むごとに油がなじみ、使いやすくもなります。丈夫なので、長年愛用できますよ。ただ、重さがあるので、荷物を軽くしたいという時にはむきません。
アルミ
アルミのフライパンは、一般的には表面にフッ素やテフロンなどで加工して、焦げ付かないようにされているものがほとんどです。油が少なくても調理しやすく、手入れもしやすいでしょう。また、軽いので持ち運びもしやすくなります。
リーズナブルなものが多いのも魅力的です。フッ素加工がはがれてしまうと、扱いにくくなったり、耐久性がないので壊れやすかったりするという面もあります。
チタン
チタンのフライパンはとても軽くて持ち運びに便利です。さびにくく、強度もあります。ただ、熱の伝導率が低いので、火があたっているところとそうでないところでムラができてしまいます。重い荷物を無くしたい時にはおすすめです。
ステンレス
ステンレスも、チタンと同じ様に丈夫でさびにくい素材です。熱伝導率は低いのですが、保温性が高いので、余熱を使って調理をする時にむいています。
便利なコンパクト収納
キャンプをする時には、荷物をまとめることが重要です。そこでフライパンもコンパクトに収納できるものが便利です。フライパン意外にも鍋などの調理器具も持って行くことが多いですよね。そんなフライパンも鍋も一緒に積み重ねて収納できるものもありますよ。
WYAO キャンプクッカーセット
WYAO キャンプクッカーセットは、これ一つで4~5人分の調理器具が揃ってしまうという優れものです。フライパンは約20cmのものがセットされています。その他に鍋が3つ、ふたがそれぞれに3つ、お皿が2枚、ボウルが3つ、ひしゃく、竹製スプーン、スポンジがコンパクトにまとまるような作りになっています。
アルミでできていて、全て合わせても1.3kgです。収納袋に入れて、リュックサック中にも余裕で入ります。フライパンや鍋にはノンスティック加工がされていて、焦げ付かず料理もしやすく、お手入れも簡単です。価格は6,600円(税込)です。
取っ手が取り外せる
取っ手を折りたためるものもありますが、取っ手が取り外せるものだと、調理をした後、そのままテーブルの上に出しても、おしゃれに見えますし、食べやすくなります。片付けも持ち運びも簡単で便利です。
エスビット アルミフライパン
エスビット アルミフライパンは取っ手のないフライパンです。別売りのグリッパーを取り付けて使います。アルミでできているので、とても軽くて持ち運びが簡単です。内側にはハードアルマイト加工がされていて、耐久性も高くなり焦げ付く心配もありません。
底には、溝が円状に刻まれているので、熱効率が良く料理がしやすくできています。直径は約18cmあるので、ファミリーでもソロキャンプでも活躍しますよ。価格は2,160円(税込)です。取っ手であるグリッパーは別売りで1,217円(税込)です。
持ち運べる重さ
キャンプの時には、持ち運びやすい重さというのも重要です。食材やキャンプ用品など他にもいろいろな荷物があります。移動距離が多い、ソロキャンプの時は特に少しでも軽くしたいと思うはずです。そういった時には、重量感のある鉄のフライパンよりもアルミやチタンのような軽い素材のものを選ぶと良いでしょう。
サイズ(ミニフライパン)
最初のおすすめのフライパンでも取り上げましたが、ソロキャンプであればサイズは小さめなものが良いですし、家族で行うのであれば大きめのものが必要になります。家庭で使うフライパンは、直径が26cmくらいのサイズが一般的です。大きなものだと30cmくらいのものもあります。
しかし、キャンプ用のフライパンは大きいものでも約20cmで、一般だとミニフライパンと言われるくらいの大きさのものがおすすめです。1人用のものは、15~17cmくらいの手の平サイズでもちょうど良いでしょう。
ファミリーキャンプの時でも、いろいろな料理を楽しみたい時には、スキレットのような1人用のフライパンが複数あった方が、食べやすく楽しめる時もあります。人数やどのような料理をしたいかによって、フライパンのサイズも選ぶと良いでしょう。
焚火で使える
キャンプの時には、焚火で使うこともあります。焚火で料理をするのは、家庭用のガスコンロやIH調理器とは熱の伝わり方が違います。火力が急に強くなったり、消えてしまったりといろいろです。
食材を焼いたり炒めたりしたい時は、熱伝導率が良い鉄やアルミのものが良いですし、煮込む料理がしたい時には、保温性があるステンレスやチタンのものが良いでしょう。
手入れのしやすさ
使い終わった後のフライパンの手入れのしやすさもポイントとなります。鉄のフライパンは使い方を間違えてしまうと、焦げ付いてしまうこともあります。そうなると、持ち帰るのが大変です。一方、内側にフッ素やテフロンなどでコーティングしてあるものは、焦げ付きもなく拭き取るだけでも綺麗になるので便利です。
使いやすいフライパンでキャンプの料理を楽しもう
ソロキャンプ、家族でのキャンプ、それぞれにおすすめのフライパンをご紹介しましたが、気になるものはあったでしょうか。キャンプ用に持って行くフライパンは、やはり自分が使いやすいものが一番です。
焼き目をつけた料理がしたい場合には鉄のフライパンが良いですし、持ち運びで考えればアルミの超軽量のものが良いでしょう。キャンプのスタイルによって、使いやすいフライパンを選んでみて下さいね。そして、キャンプならではの美味しい料理を楽しんで下さい。