今なにかと話題のふるさと納税。寄付をすることで、所得税や住民税の還付・控除が受けられるほかに、その地域ならではの名産品や特産物などの返礼品がもらえることでの人気です。
その返礼品はお米やお肉など農産物が多いですが、中にはフライパンが返礼品として受け取れる自治体もあります。毎日のように使うフライパンの返礼品というのも嬉しいですよね。フライパンが返礼品としてもらえる自治体、還元率の良い自治体をご紹介します。
ふるさと納税の返礼品がフライパンの自治体
ふるさと納税を考えている人は多いですよね。いろいろな返礼品があり、いつもは手に入れることができないような、その地域ならではの名産品もあります。また、便利に使える日用雑貨や工芸品などもあります。
フライパンも家で料理を作るには欠かせない調理器具です。そのフライパンが返礼品としてもらえる自治体をフライパンの素材ごとにご紹介します。
鉄 フライパン
鉄のフライパンは熱伝導率が高く、直火にかけて強火で調理ができるため、肉をジューシーに焼いたり、野菜をシャキッと仕上げたりすることができます。丈夫で長持ちするので、手入れをすると一生物にもなります。伝統工芸でもある「南部鉄器」も鉄製です。
愛知県碧南市「おもいのフライパン」
愛知県碧南市は、名古屋市から40km県内にあります。醸造・鋳物・窯業などの伝統産業と、商業・農業・漁業との調和のとれた街です。
「おもいのフライパン」は、碧南市の地場産業である銑鉄鋳物業の石川鋳物株式会社が製作している鉄のフライパンです。世界で一番お肉が美味しく焼けるフライパンとして、入荷待ちになるほど人気のフライパンです。
一つ一つ丁寧に手作りをしている「おもい」が詰まった、「重い」フライパンです。返礼品として確実に手には入りますが、450日ほど届くのに時間がかかります。寄付金額は30,000円以上です。
千葉県白井市 「極JAPAN フライパン」
千葉県白井市は、交通の便が良く、都心や成田空港や羽田空港へのアクセスが良いところです。自然と都市の調和がとれた生活都市として発展しています。
「極 JAPAN フライパン」を手掛けるリバーライトの所在地が千葉県白井市にあります。鉄のフライパンですが、特殊熱処理「窒化」を行うことで、お手入れがしやすく、さびにくくなっています。長年使える丈夫なフライパンですし、炒め物や焼き物が香ばしく美味しく仕上がることで、人気のフライパンです。
28cmは一般家庭で使いやすい大きさで、IH調理器にも対応しているので幅広い家庭で使用することができます。使い込むほどに愛着が出てくるフライパンですよ。寄付金額は30,000円以上です。
岩手県奥州市「南部鉄器 ダッチオーブン24cm片手ノーマルスキレット」
岩手県奥州市は、豊かな自然に恵まれた土地です。農業も盛んですが、岩手県の伝統工芸品である南部鉄器は、奥州市の誇りと言われています。南部鉄器は蓄熱性に優れていて、高温で熱を均一に伝えるので、食材を美味しく焼くことができます。
「南部鉄器 ダッチオーブン24cm片手ノーマルスキレット」は、アウトドアで使える、鍋とふたがセットになっていて、ふたの部分がフライパンとして使用できます。もちろん、家庭のキッチンでも使用できるので、鍋で煮込み料理や揚げ物も美味しく作ることができます。きちんと手入れをすれば長く愛用できますよ。寄付金額は53,000円以上です。
アルミ・フッ素加工フライパン
一般的にアルミのフライパンはフッ素樹脂加工されていて、こげつきにくいので少量の油でも調理ができます。軽くて使いやすいので、良く利用されているフライパンです。
茨城県高萩市「キングフロンフライパン浅型」
茨城県高萩市は、茨城県北東部にあり、明治以降は炭鉱の町として栄えていました。現在は木材加工が中心となっている都市です。「キングフロンフライパン浅型」は、株式会社中尾アルミ製作所が手掛けるフライパンで、高萩市にも工場があります。
キングフロンフライパンは、ステンレスとアルミの複合材で、熱伝導率が良く、手早く調理することができます。セラミック配合の3層ハードフッ素樹脂加工で、こびりつきもなく使いやすいですが、耐久性にも優れています。プロも愛用するようなフライパンです。
IH調理器でも使えるように、底だけでなく側面も反応するように加工されているので、傾いて使っても調理しやすく考えられているのも使いやすいですよ。寄付金額は50,000円以上です。
兵庫県 加西市 「オールパンゼロクリア26(ショコラ)」
兵庫県加西市は、兵庫県南部にあります。温暖な気候で果物などの農産物はそれらの加工品が特産物です。水なし、油なしで調理ができることで人気のオールパンを作る朝日軽金属工業の工場が加西市にあります。
「オールパンゼロクリア26」は多孔質アルミを使って丁寧に手作りで作られています。ロングライフコート加工という耐久性のあるフッ素加工を施してあるので長く愛用することができます。26cmで深さもしっかりとある形なので、これだけで焼き物から煮物までほとんどの料理を作ることができます。
50レシピが書かれているレシピ本も一緒についてくるので、オールパンの活用方法もすぐに分かって安心です。寄付金額は30,000円以上です。
宮城県角田市 「ダイヤモンドコートパンIH12点セット」
宮城県角田市は、宮城県の南部にあります。バランスのとれた農畜産物が生産されている町で、「おいしいものが食べられる」というイメージを発展させています。「ダイヤモンドコートパンIH12点セット」はまさしく、おいしいものが作れる充実したセットです。
フライパン26cmやエッグパン、ふた、マルチハンドルなどが12点もセットされています。取っ手が取れて重ねることができるので、コンパクトに収納できます。ダイヤモンドコーティングされているので、こびりつかずに快適に料理ができます。
軽くてお手入れもしやすいので、キッチンで大活躍しますよ。丈夫で長持ちし、IHにも対応しています。製造しているアイリスオーヤマは本社が宮城県の企業で、角田市にも工場があります。寄付金額は40,000円以上です。
ステンレス フライパン
見た目がおしゃれできれいなステンレスフライパン。丈夫でさびにくいく、長く愛用することができます。熱伝導性は低いのですが、一度熱すると冷めにくいので余熱での調理に向いています。
大阪府熊取町「フィスラー プロコレクションフライパン」
大阪府熊取町は、昭和50年代以降に人口が急増した町です。返礼品には、人気の高いル・クルーゼやバーミキュラのホーロー鍋なども取り揃えられています。フィスラーも圧力鍋やフライパンで支持されているドイツの有名ブランドです。
「フィスラー プロコレクションフライパン」は、肉や魚などの表面はカリッと中はふっくらとした仕上がりにするのが得意で、プロが使うように作られたフライパンです。保温性が高く、余熱で調理することもできます。本格的な料理がしたい人や、長く愛用したいという人のおすすめのフライパンです。寄付金額は80,000円以上です。
山口県光市 「StyleChefステンレスフライパン」
山口県光市は、瀬戸内の温暖な気候で済みやすい地域です。医薬品と鉄鋼を中心に近代的産業都市として発展もしています。
「StyleChefステンレスフライパン」は光市にある新日鐵住金ステンレス株式会社光製造所で開発されたステンレス「FW2」が使用されています。FW2は保温性と耐食性に優れています。保温性の高いステンレスと熱伝導率の良いアルミを中層に入れている3層構造になっているのです。
表面は特殊なセラミックコーティングがされているので、焦げ付きにくく汚れも落ちやすいという、使いやすいフライパンです。26cmという大きさは家族で使うには丁度良く、毎日の料理に活躍してくれそうです。IH調理器にも対応しています。寄付金額は10,000円以上です。
セラミック フライパン
セラミックフライパンは、一般的にはアルミのフライパンにセラミックがコーティングされているフライパンです。コーティングは耐久性があるのではがれにくく強いものとなります。熱伝導率が高いので、弱火調理ができます。
新潟県燕市「KOINU スーパーセラミックコーティングフライパンお得セット」
新潟県燕市は、金属洋食器の産地として有名で、国内生産シェア約90%を占めています。金属加工で有名なので、フライパンの返礼品の種類も豊富です。スーパーセラミックコーティングフライパンの他にも、鉄やアルミのフライパンもあります。
「KOINU スーパーセラミックコーティングフライパンお得セット」は、26cmと19cmのフライパン、ガラスのふた、スチームプレート、シリコンハンドルカバーが付いている充実のセットです。セラミック粒子を凹凸上に積み重ねていて、こげつきやこびりつきを抑えます。
フッ素樹脂加工に比べると耐摩耗性が優れているので、長く愛用することもできます。寄付金額は80,000円以上です。
佐賀県鳥栖市「セラミックカラーパン3点セット」
佐賀県鳥栖市は九州の物流の拠点として発展した都市です。全国的に人口減少の都市が多くなる一方で、人口が増え続けている珍しい地域です。鳥栖市には様々な商品を扱うアイリスオーヤマの工場があるので、返礼品にもその製品が用いられています。
「セラミックカラーパン3点セット」もアイリスオーヤマが手掛けているフライパンです。内側が白く美しいフライパンで、取っ手が取れるようになっているので食卓にそのまま並べられます。料理がこびりつきにくく、丈夫でお手入れも簡単です。
26cmのフライパンと18cmの鍋、マルチハンドル、シリコンなべ敷きがセットになっています。IH対応でオーブン調理もできるので、使い勝手も良いですよ。寄付金額は10,000円以上です。
還元率が良い自治体
ふるさと納税の返礼品の還元率の高さが問題となり、原則的に返礼品「還元率3割以下での、地場産品に限定」と決められるようになりました。この基準を守らなければ、ふるさと納税制度から除外して、寄付をした人の税優遇が受けられなくなるというのです。
よって、2019年は自治体は返礼品の見直しに取りかかっています。また、2019年10月から消費増税があるので、還元率も下がることが予想されます。早いうちに、還元率の良い自治体を探して寄付をしてしまいましょう。上で紹介した自治体の中の還元率をご紹介します。
自治体 | 実質還元率 |
---|---|
兵庫県加西市 | 60.80% |
佐賀県鳥栖市 | 58.10% |
新潟県燕市 | 50% |
茨城県高萩市 | 42.20% |
大阪府熊取町 | 40.50% |
岩手県奥州市 | 36.70% |
愛知県碧南市 | 32.40% |
宮城県角田市 | 24.20% |
千葉県白井市 | 23.40% |
山口県光市 | 19.80% |
一番還元率の高い兵庫県加西市のオールパンは、定価が16,900円(税別)で寄付金が30,000円なので、約60.8%と高い還元率となっています。その他も50%を超える還元率の都市もあります。改正される前に寄付をするのがお得ですね。
ティファールの返礼品の自治体
以前はティファールが返礼品の自治体に、大分県玖珠町がありました。ティファールは焦げ付かず、適温が目で見て分かるフライパンとして知名度も人気も高いフライパンです。取っ手が取れて、重ねて収納ができるタイプも人気です。
しかし、2020年10月現在は、ティファールを返礼品として扱っている自治体は残念ながらありません。返礼品としては、地場産品を限定されるようになってきているので、ティファールが採用されることはないかもしれません。
ふるさと納税でフライパンを手に入れよう
ふるさと納税の返礼品には、毎日の料理に使えるフライパンもあります。食べ物も良いですが、長く使えるフライパンも便利です。素材別にもいろいろとあるので、自分が使いたいと思うフライパンを選んでみて下さい。
今はまだ還元率が50%を超える都市もあるのでねらい目ですよ。ふるさと納税でお得にお気に入りのフライパンを手に入れてみて下さいね。