スチールフライパンのメリットと使い方|鉄との違い・おすすめ製品も紹介

スチールフライパン

「スチールフライパンって鉄フライパンと何が違うの?」と疑問に思っていませんか。

結論から言うと、スチール(鋼)フライパンは鉄フライパンの一種で、薄くて軽く、熱の立ち上がりが早いのが最大の特徴です。フランス料理のプロが愛用することでも知られています。

この記事では、スチールフライパンのメリット・デメリットから正しい使い方、おすすめ製品まで詳しく解説します。

この記事でわかること
  • スチールフライパンと鉄フライパンの違い
  • スチールフライパンのメリット・デメリット
  • 正しい使い方とお手入れ方法
  • おすすめのスチールフライパン
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スチールフライパンとは?鉄フライパンとの違い

スチールフライパンは炭素鋼(カーボンスチール)で作られたフライパンです。鋳鉄(スキレット)と比べると以下の違いがあります。

鋳鉄(スキレット)との違い

スチール(炭素鋼):薄くて軽い、熱の反応が速い、取り回しやすい
鋳鉄(スキレット):厚くて重い、蓄熱性が高い、じっくり火を通す料理向き

どちらも「鉄」素材ですが、スチールは薄く打ち出されているため軽量で、フライパンを振る炒め物やクレープなどに最適です。フランスではデバイヤーやマトファーといったブランドが有名で、プロの厨房では定番の調理器具です。

スチールフライパンのメリット

1. 熱の立ち上がりが速い

薄い鋼板で作られているため、火をつけてすぐに高温になります。コーティングフライパンでは出せない強い火力で食材を一気に焼き上げることができ、野菜炒めはシャキッと、肉はカリッとした仕上がりになります。

2. 軽くて扱いやすい

スキレットの約半分の重さ。26cmサイズで約1,000〜1,200gと、鋳鉄より大幅に軽いため、鍋振りも楽にできます。

3. 一生使える耐久性

コーティングがないため劣化しません。使い込むほど油がなじんで焦げ付きにくくなる「育てる」楽しみがあります。正しく手入れすれば何十年も使えます。

4. オーブン対応

金属一体構造のため、そのままオーブンに入れられます。ステーキの仕上げやグラタン、ダッチベイビーなどオーブン料理にも活躍します。

スチールフライパンのデメリット

知っておきたい注意点

使い始めにシーズニング(油ならし)が必要
・慣れるまでくっつきやすい
・酸性の食品(トマトソース等)の長時間調理は不向き
・手入れを怠ると錆びる
・IH対応でないモデルもある(底が薄い場合)

最大のハードルはシーズニングと使い方の慣れです。ただし正しい手順を覚えれば、くっつきの問題はほぼ解消できます。

スチールフライパンの正しい使い方

シーズニング(初回の油ならし)

新品のスチールフライパンには工場出荷時の防錆コーティングがあるため、まず除去が必要です。

シーズニングの手順

・1. 食器用洗剤とお湯でしっかり洗い、防錆剤を落とす
・2. 水気を拭き取り、中火で完全に乾燥させる
・3. 油を薄く全体に塗り、弱〜中火で10分ほど加熱
・4. 冷めたらキッチンペーパーで余分な油を拭き取る
・5. 2〜3回繰り返すと油膜が定着する

日常の調理のコツ

予熱が最重要です。フライパンをしっかり温めてから油を入れ、油が流れるようになったら食材を投入します。予熱不足が焦げ付きの最大の原因です。

くっつかないための3つのポイント

しっかり予熱:水滴を落として玉状に転がるまで温める
油は適量:薄く全体に行き渡らせる
食材を触りすぎない:焼き色がつくまで動かさない

お手入れ方法

調理後はお湯とタワシで洗い、洗剤は使わないのが基本。洗った後は火にかけて完全に水気を飛ばし、薄く油を塗って保管します。

おすすめのスチールフライパン

デバイヤー ミネラルビー エレメント

フランスの老舗メーカー。蜜蝋コーティングで錆びにくく、シーズニングも比較的楽。日本でも入手しやすく、スチールフライパン入門に最適です。26cmで約5,000〜7,000円。

タークのクラシックフライパン

ドイツ製の一枚板から打ち出した鍛造品。非常に頑丈で、100年使えるとも言われます。価格は高めですが、一生モノの品質です。

マトファー ブラックスチール

フランスのプロ用調理器具メーカー。業務用として信頼性が高く、熱伝導のバランスが良い製品です。

まとめ:スチールフライパンは「育てる楽しみ」がある一生モノ

この記事のポイント

・スチールフライパンは炭素鋼製で、鋳鉄より軽く熱反応が速い
プロが愛用する理由は「火力の伝わり方」と「仕上がりの良さ」
・シーズニングと予熱をマスターすればくっつきにくくなる
・おすすめはデバイヤー、ターク、マトファー
・使い込むほど育つ「一生モノ」のフライパン

最初は手間に感じるかもしれませんが、使い込むほど手になじみ、料理の仕上がりが格段に変わります。コーティングフライパンの買い替えサイクルから卒業したい方にこそ、スチールフライパンはおすすめです。