良いフライ返しの見分け方は家庭によって違う!?おすすめのフライ返し5選!

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良いフライ返しの見分け方、おすすめのフライ返し-min

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フライ返しを適当に選ぶのはNG!

普段のキッチン用品として欠かせないフライ返しですが、皆さんはどのような基準でフライ返しを選んでいますか?

フライ返しはキッチン用品の脇役にいる存在ですが、適当に選ぶと他のキッチン用品を傷つけてしまう原因になります。

また、物によっては溶けてしまうものもあり、フライ返しは素材からこだわって選んでおきたいところです。

これからは、フライ返しで意外とやってしまう失敗の対策法やおすすめの選び方について詳しく解説します。

フライ返しのフライパンに合わせたおすすめの選び方とは?

そもそもフライ返しは、ターナーとも呼ばれ、大まかに以下の素材ごとで選ぶのがフライパンを傷つけないポイントです。

金属・ステンレス製のフライ返し⇒鉄製フライパン

金属やステンレス製のフライ返しは、丈夫ですがテフロン加工のフライパンとは相性が悪く、鉄製のフライパンと一緒に使用するのがおすすめです。

ただし、現在では鉄製のフライパンでも、表面がフロン加工されたものがあり、その場合はステンレス製のフライ返しは傷つけてしまうので注意しておきましょう。

フロン加工は、炊飯器の釜の表面にも成されているもので、お米がくっついてゴシゴシ擦らなくても済むようになっています。

よって、ステンレス製のフライ返しを使う場合は、フライパンの表面が加工されていないものを選ぶことが重要です。

ステンレス製のフライ返しは、主に身崩れしやすい魚やパンケーキのような柔らかい生地を返す際に使用するのが良いでしょう。

木製のフライ返し⇒どのフライパンとも相性GOOD!

木製のフライ返しは、フライパンに傷をつけにくく、フライパンの素材に関係なく利用することができます。

また、木製のフライ返しは、使っていくうちに味が出てくるため、昔から愛用している人も少なくありません。

木製は、フライパンの温度によって先端が焦げてしまうこともありますが、溶ける心配はなく、仮にそれが口に入ったとしても害はないので安心です。

ナイロン製のフライ返し⇒どのフライパンとも相性GOOD、ただし注意が必要!

ナイロン製のフライ返しは、フライパンのコーティングを剥がしにくいため、優しい素材ではありますが、熱に弱く溶けやすいため高温で調理する場合には向いていません。

例えば、食材を入れる間や調理の最中に入れっぱなしにしておくと、ナイロンが溶けてしまうことがあるので注意が必要です。

シリコン製のフライ返し⇒どのフライパンとも相性GOOD!

シリコン製のフライ返しは、ナイロン製のものよりも溶けづらく、弾力性があるため使い勝手も抜群です。

シリコンの弾力性によって食材が滑りにくくなるため、初心者にはおすすめのフライ返しと言えるでしょう。

特にテフロン加工がされてある一般的なフライパンには、どのフライ返しよりも傷つけにくいのでおすすめです。

ただし、調理中に長時間放置していると、ナイロンと同じように溶ける可能性があるため、いくら溶けにくいとは言ってもそのままにしておかないようにしておきましょう。

フライ返しの耐熱性はどのくらい?溶けたらどうしたらいいの?

ナイロンやシリコン製のフライ返しは、「溶けてしまうのが怖くて購入できない..」という方がとても多く、ネットでも頻繁にフライ返しの耐熱性についての質問を見かけます。

フライ返しの目安となる耐熱温度は、素材によって以下のようになっています。

ステンレス製フライ返し700℃~800℃
木製フライ返し200~250℃
ナイロン製フライ返し180~200℃
シリコン製フライ返し200~400℃

上記の通り、ナイロン製のフライ返しでも耐熱温度はおよそ200℃となりますが、熱したフライパンの表面は300℃になる可能性もあるので、そう考えるとやはりナイロン製は溶けやすいのが特徴です。

また、シリコン製のものは、その商品が作られた構造によって大きく耐熱温度が変化しますが、調理用として作られているフライ返しであれば、300℃近くの温度でも耐えられるものが大半となっています。

このように耐熱温度だけをみるとステンレス製が最も有能なフライ返しに思えますが、溶けない分フライパンを傷つけてしまい、フライパン自体が料理を焦がしやすくなってしまう可能性があるため、一概にステンレス製が良いともいえません。

よって、フライ返しを選ぶ基準は、やはり使用するフライパンの素材に合わせて決めるのが最適です。

フライ返しが溶けてしまったときの危険性とその対処法について

よく食後に、ナイロン製のフライ返しが溶けていることに気付き、「溶けたのが入っている料理を食べてしまったのは大丈夫?」や「身体に害はないの?」などと不安の声が聞かれますが、基本的にはそこまで心配する必要はありません。

そもそもナイロン製のフライ返しは、溶けることを見据えて作られているものほとんどなので、たとえ溶けてしまったとしても害はほとんどありません。

また、ナイロンは人間の消化液によって溶けるものではないので、万が一口にしたとしてもおそらく翌日には排便されるでしょう。

ただし、ナイロンは本来食べて良いものではないため、料理にナイロンが溶けているのが分かっている場合は避けておくことが必要です。

ナイロン製のフライ返しの一部を口にしてしまった後に、どうしても心配な場合は、下剤を飲んで排便を促進するか、専門医に相談して対処してもらいましょう。

フライ返しはグリップ・取っ手部分も溶けやすい!

いくらステンレス製のフライ返しで耐熱性に優れているとしても、取っ手のナイロン部分が溶けてしまっては意味がありません。

もちろんですが、フライ返しは取っ手部分の方が熱に耐える必要がなく、その分耐熱性も低くなっているので、注意しておきましょう。

よって、フライ返しを使用する場合は、調理中にうっかり溶かしてしまわないように、基本的に置ける場所を確保した状態で使用することが重要です。

現在では、100円均一でフライ返しや菜箸を一緒に置けるバットが販売されているので、それらを利用するのもおすすめです。

木製のフライ返しはカビが生えて腐らないの?正しいお手入れ法は?

木製のフライ返しは、長年使い込むと馴染んでくるというメリットもありますが、水分を含むことでカビが発生してしまいます。

カビが発生した場合は、よく洗った後に天日干しをして乾燥させましょう。

しかし、長い期間で生えたカビは天日干しをしても効果がないので、基本的には安全性を考慮してもカビを見つけた時点で買い換えるのがおすすめです。

そもそも木製のフライ返しがカビてしまう原因で一番多いのが、調理後の付け置きです。

一度使用したキッチン用品やお皿をつけ置きする家庭も多いのですが、フライ返しに限らず、木製のヘラやお箸はすぐに洗って干しておかないと雑菌が繁殖し、高いものもすぐにダメになってしまいます。

よって、木製のフライ返しを使った後は、すぐに洗剤で洗い、乾燥させておきましょう。

ただし、木製は乾燥し過ぎると中身がスカスカになり、独特の臭いがするようになることもあるため、普段から天日干しをする必要はありません。

木製のフライ返しの正しいお手入れ方法について

木製のフライ返しは、使う前に濡らしておくことで油分を吸着しづらくなります。

また、木製だからといって水洗いで済ませるだけでは、かえって油分が染み込んだままになってしまい、傷みやすくなるので洗剤で洗うのがポイントです。

そしてたまには木製のフライ返しをエゴマ油のように乾きやすい油で表面をコーティングしてお手入れすると、綺麗な状態を長持ちさせることができます。

シリコン製のフライ返しの臭い移りとベタつきをどうにかしたい!

シリコン製のものは弾力性があり、フライ返し以外でも使い勝手が良くて重宝する素材ですが、食材の臭いが移りやすく、油分を落としにくいというデメリットがあります。

また、食材の臭い移りだけでなく、シリコン特有のゴム臭さが理由で購入するのを避けてしまっている人もいるのではないでしょうか。

しかし、シリコンの臭いやベタつきが気になる方は、以下の方法で簡単にそれらの悩みを解決することが可能です。

重曹を入れた鍋で煮る

フライ返しは、重曹を溶かしたお湯に浸したり、煮たりすることでゴム臭さとベタつきを抑えることができます。

また、重曹だけでなく酢を少し足すことで、臭いを取る効果が高まるため、お酢がある場合は一緒に煮込むのが良いでしょう。

ただし、シリコンのフライ返しは、その商品ごとに独特のゴム臭さの度合いも違うため、臭いが酷い場合はこの工程を数回繰り返す必要があります。

また、シリコンは臭いやベタつきだけでなく、料理の色移りがしやすい素材でもあるため、カレーやケチャップソースのように色移りしやすいものを調理した後は、すぐに水で洗い流しておきましょう。

フライパンが傷つかないおすすめのフライ返し5選!

これからは、実際に使い勝手が良いと評判のおすすめのフライ返しを5つ紹介します。

無印良品 シリコーン調理スプーン

無印で販売されているシリコーンの調理スプーンは、その名の通りシリコン製で大きなスプーンのような形状になっています。

この商品は、チャーハンのような炒め物からカレーの煮込み料理まで使えるため、「これが無いと料理が捗らない!」という主婦も多く、以前から話題のフライ返しです。

本来食材をすくい上げることが難しかったフライ返しですが、無印のこのフライ返しであれば簡単に具材をすくって混ぜることもできます。

また、シリコン製でフライパンを傷つける心配もありませんし、これひとつで「炒める」「混ぜる」「お皿に取り分ける」の3役が出来るので、一家にひとつぐらいは持っていても損はありません。

OXO シリコンターナー

OXOのシリコンターナーは、シリコン製のフライ返しの中でも熱に強く、約300℃まで溶ける心配はありません。

また、フライ返しとしても食材に入り込みやすい形状で使い勝手が良く、手に持ったときのグリップ感も良いことで人気を集めています。

OXOのシリコンターナーは、ミニの小さめのサイズも販売されており、ちょっとしたソースや炒め物にはそちらの方がおすすめです。

ただし、いくらOXOのシリコンターナーの耐熱性は高いとはいえ、熱した油の中で放置していたりすると溶ける危険性もあるので、注意しておきましょう。

三好漆器 樺の木 フライ返し

木製のフライ返しは、先端部分も厚みがあるものがほとんどですが、三好漆器のものは薄くて食材もひっくり返しやすいのが特徴です。

また、木製なのにほど良くしなってくれるため、耐久性もあるフライ返しとなっています。

そして、この商品は先端部分が丸くカーブしており、オムレツや卵焼きの下にもスムーズに滑り込ませることが可能です。

さらに木製のフライ返しは、使えば使うほど手に馴染んでくるので、自然と愛着もわいてくるのも欠かせないひとつのポイントと言えるでしょう。

貝印 SELECT 100ターナー

貝印のSELECTターナーは、プロも認めるステンレス製のフライ返しで、何と言っても先端の薄さがウリの商品です。

また、先端が薄くなっていることで食材を崩す心配がなく、ステンレスなので汚れも簡単に落ちてお手入れもしやすくなっています。

よって、鉄製のフライパンでお好み焼きやスキレットを作る際には、主婦からの人気も高い貝印のSELECTターナーを試してみることをおすすめします。

T-fal フライ返し インジニオ

ティファールは、フッ素加工のフライパンメーカーとして有名ですが、実はフライ返しの人気も高いのが特徴です。

特にインジニオに関しては、素材はナイロンでも耐熱温度は220度まであり、フライパンの表面を傷つける心配もありません。

また、取っ手と先端部分の間に赤いストッパーが付いており、取っ手が滑ってフライパンのふちに付くのを防止してくれます。

このようにおすすめのフライ返しは、用途によっても選び方を変えることができるため、よく作る料理やフライパンの素材によって選ぶのがおすすめです。

フライ返しは脇役ではなく慎重に選ぼう!

上記の通り、フライ返しはフライパンの素材によって相性の良し悪しがあり、他のキッチン用品の寿命を延ばすためにも慎重に選んでいくことが大切です。

ほとんどのフライ返しには、耐熱温度は表記されているので、せっかく購入したフライ返しをすぐにダメにしてしまわないように、購入前にはなるべく高い温度に耐えられるものをチェックしていきましょう。

また、フライ返しとフライパンのメーカーを合わせても、見た目がおしゃれになりキッチン栄えするのでおすすめです。